飛んで火に入る夏の虫【燕岳~常念岳 縦走】Vol.3
8/10(月)
山の日
5時起床
外を眺めると曇っている
というか早朝やから暗いのか曇ってるから暗いのかわからんパターン
この日は登山家御用達の
てんきとくらすで9時くらいまではA,B,Cの3段階評価のBやったと思う
それ以降はA
だからまあしゃあない、
時がなだめてく
痛みとともに流れてく
日の光がやさしく照らしてくれる
と思ってたから
「おれを信じてくれ!」ってなかまにいうて出発を遅らせた
ということで食堂でゆっくり各々の持ってきたものを食べた
最後までBくんは食パンマスタードサラダチキンを食べてる
おれはイナズマイレブンのゼリーとかカロリーメイトメープル味とか
Bくんにピザソースを借りてギョニソを食べた
山小屋のチェックアウトが8時やったから
最悪そこまではここで粘れるってことで朝食後もだらだらして天気がよくなるのを待った
昨日のように、常念岳自体や街の方向はまあまあ晴れてたけど
お目当ての北アルプスの山々の方向がやはり曇ってる
登ってるうちに晴れてくるやろうっていう俺の見立てにより
とりあえず登山開始
急勾配のため、一瞬で常念小屋が小さく見えるまで高度をあげる
雲はひたすら北アルプスの山々の方向から街のほうへと流れてる(西から東)
うーん、もうちょい晴れてくれんと
昨日歩いてきた横通岳を振り返る
青空が垣間見える
北アルプス方向にも青空が
完全に計算通り
晴れさせるためにゆっくり登った
あえてね
そして頂上へ着くころには大半が青空に
大パノラマ
ほら富士山
銭湯の壁面にしたい
ありがとう常念岳
Forever常念岳
頂上では、時間に余裕があるから
槍ヶ岳が見えるまで粘ろうということで
バシャバシャ写真撮ったりご飯食うたりして時間をつぶした
9時に登頂し、10時くらいまで粘ってた
全く寒くはなかった
登頂した人はみな笑顔やった
けれどもぎりぎり槍ヶ岳のてっぺんは顔を出さんかった
帰りのバスもあるので、さすがに諦めて下山
下山中に見える可能性を信じて
来た道を戻る
見えそう
見えそう
見えそうで見えへんのが一番いいって言うよな
もうほぼ見えてる
今日は緑色だね
下山はさくさくと
ずっと見える見えへんかの攻防を繰り返してた
他の客もみなそうやった
一体感さえあった
常念小屋に舞い戻った
見えてますやん!!
あのとんがってるやつな
見たいものをやっと見れた
たぶんこれでも80点くらいの天気やろうけど
まあ満足
常念小屋に戻ったのは11時過ぎ
下山タイムを予測して
下山口にタクシーを13時45分に予約した
いろいろなものに別れを告げ、ここからは怒涛の下山
早く下ることしか考えてない
というか早く帰宅することしか考えられへん
川沿いを下る
絵になる
粒
トレランが趣味のBくんが先頭やから、かなりハイペースで下っていった
一回無言で老夫婦に抜かされて、Bくんはいらついてた
その後、女老人が足をいわしたっぽくて抜かし返した
Bくんはその人たちに水をあけようと必死やった
作業区間やから写真は大してとってない
13時半ごろ無事下山
てんきとくらす
はだいぶ有能
そしたらもうタクシーが待ってくれていた
やるねえ~
汗だくのままタクシーに乗り込んだ
まあこの辺のタクシーの運転手も慣れっこやろう
30分ほどゆられて、二日前に夜行バスが到着した穂高駅に
おれはじゃんけんで助手席を勝ち取った
タクシーでも会話は途絶えなかった
このサークルの人はまっとうでない人が多いから、
お金なくてこの前まで公園で暮らしてた人とか
急に大工になった人とかの話を聞いて刺激を受けた
到着
人が少ないから駅前で着替えた
山小屋泊やったから、当然ずっと風呂には入れてない
ボディシートで身体ふいて着替えてただけ
毎日汗だくではあったけど、おれの服が毎日異常に無臭やった
自分でもまじでびっくりしてみんなに嗅いでもらったけど
むしろいい匂いって言われた
こんな汗匂わへん人間になってると思わんかった
フレグランスの香りやった
おれのバスが15時10分ごろで、時間あるため昼食
近くにあった蕎麦屋に適当に入った
まあ長野はそば有名やしな
山かけわさびそば
みたいなやつ
1300円
強気~
友人は毎日会社で80円のそば食べてるみたいやけど
ちゃんとした蕎麦屋の蕎麦って結構たかいよな
だいぶおいしゅうございました
わんこそば180杯(15杯でかけそば1人前と言われている)の実力のおれは
足りるはずもなかった
あと11人前食べれるってことやわな
大自慢はさておいて
解散の時刻が迫ってくる
BくんとEくんがコンビニに買い出しにいった
おれとMくんは待ってた
BくんとEくんが全員分の
檸檬堂とICEBOXを買ってきた
これはだれでも食べたことあるやろ
Bくんはだいぶぽっちゃり体型
なんでそんな太ってるんか聞いたら
ICEBOXに檸檬堂いれて飲んでる。死ぬほどうまい。
っていう会話が3日間のうちにあったから、買ってきたらしい
頼んではないけどな
ちゃんとお金を払って、バス停で飲まされた
まあそらうまいやろって味
ICEBOXは檸檬堂350mlすべて受け入れられるキャパはないから、
飲んでは入れ飲んでは入れを繰り返さなあかん
そうこうしてる間にバスが来た
両手に檸檬堂とICEBOX持って乗るのはこっぱずかしいから
頑張ってICEBOXに残りの檸檬堂がすべて入るところまで飲んだ
友人3人は東京行きのバスやから、おれだけここで一足先にお別れ
また山に登ることを誓って、別れの挨拶とした
ここからは約7時間の長旅
眠たくもない
バスではまずひたすらネットサーフィンをした
商船三井の事故を心配して、yahooファイナンスの商船三井の掲示板を見てた
この掲示板は大して得るもんないはずやのに見てまう
その後もシンプルにニュースだけを見るネットサーフィンをした
一通り終わったところでいよいよすることがなくなった
読書も酔いそうやし、YouTubeもWiFi弱いからあれやし
ひたすらきれいな外を眺めてた
長野県はほんま四方八方山々に囲まれてるな
出発して1時間でSA入りよった
まあおれが乗る前から走ってたんか
ここでもおれは頑なに動かんかった
行きと同様にガラガラやから長い脚を大開脚させて座ってた
愛知県に入ると、高速道路沿いは無数のラブホテルであふれてた
ラブホの名前ってセンスあるやつ多いよな
「べんきょう部屋」とかな
ちょこちょこスマホをちちくりながら
ひたすらぼうっとし続けた
充実したあとは、そのあとぼうっとしても許せるやろ
檸檬堂を勢いよく飲んだせいで尿意が襲ってきた
バスの中にトイレついてるけど、なんか行くのあれやから次のSAまで待った
まもなくして着いた
さすがに今回はおれでも動いた
というか尿意がおれを突き動かした
お腹すいたからなんか買おうかと思ったけど、
あまりにもコスパの悪い商品ばっかりやったから断念
おれのなかでもう旅行は終わってるから無駄遣いはせえへん
ほんまに何もしてないけど意外と時間たつのは早くて
京都でいったん客をおろして予定の22時より結構早い21時40分ごろ、梅田に着いた
電車で帰るのが面倒やったので、ここはタクシーを使用
タクシーのおじさんがだいぶ話かけてくるタイプやったから
大人の会話した
いまタクシー業界は大変や
とか
給料の話とか
相当きつそうではあった
ある時間単位で、ある一定の額を超えないとほんまに最低限の額しか給料でえへんらしい
一定の額を超えればそこから歩合制らしい
全部のタクシー会社がそうではないやろうけど、勉強になりました
どこかに停まって客を待ってる間、トイレいけないのがだいぶつらいって言うてた
「タクシーおいてトイレいけないんですか」ってきいたけど
そういうわけにはいかんらしい
これタクシー運転手あるあるやろ
脱糞した同業者もおるらしい
あと、大阪は黄色信号がだいぶ短いって言うてた
これは驚愕した
常識なんか
全く知らんかったわ、地域によって黄色信号の長さが違うこと
なんでも人と話すと勉強になることが多いと改めて実感した
サンキュー運転手
あと大阪発のタクシーは5000円以上は通常の半分しか上乗せされていかん
これも初めて知った
まあこっちでタクシー乗る機会なんてなかったしな
常識かもしれん
てか大阪発のタクシーというより、大阪のタクシーにこのパターンが多いってだけか
無事おろしてもろて、コンビニでなんか買おうとしたけどええもんがなかったから何も買わず退店
帰宅して数日ぶりに風呂に入り、余ったカロリーメイト等を食べ、洗濯を回す
きもちええ
その後、すぐ寝た
とでも言うとでも思ったか?
たまったYouTubeを心行くまで楽しんだ
あんま眠くならんかったから2時過ぎまで見てたかも
約4日分を2倍速でだいたい見きった
YouTubeについてひとこと
おやすみミルクボーイおもろい
やっぱふつうにミルクボーイおもろいわ
おやすみミルクボーイではおやすみしてない